CDセレクトショップ準備室


「青い影」収録の
『Procol Harum』


「蜘蛛の巣」収録の
『ねむりひめ』


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第3回 究極の曲2

A: しかし、インディーズにいきなり究極の曲を期待するのは無理があるんじゃないですか?

B: もちろんそのままで「ワダツミの木」と並ぶレベルを期待するのは無理です。録音とかミキシングの部分でものすごいハンデがありますからね。

A: スタジオワークに掛けられる費用って、インディーズの場合どう考えてもメジャーの10分の1以下ですよね。それ以前に、スタジオと呼べるところで録音してるかって問題もありますが…。(笑い)

B: 話を戻しますと、メジャーになったアーティストのファースト・アルバムって結構いいものが多いじゃないですか。それってインディーズの時代に培ったものを凝縮してはき出してるからですよ。

A: たしかに「ワダツミの木」も元ちとせのメジャーでのファーストですね。それからさっき話に出たProcol Harumの「青い影」もファースト・アルバムに入ってます。

B: ということは、その凝縮される手前のものをすでに持っているアーティストがインディーズにいるっていうことです。更には商業主義に取り込まれていないから生まれるすごさもあるはずです。

A: ちょっと強引ですが、まあ、可能性ということではそうですね。

B: 実際インディーズで究極の曲だなと思った曲があるんです。それはtrumpというバンドの「蜘蛛の巣」という曲なんですが、繊細さと荒々しさの同居した素晴らしい曲です。自主製作のCD-Rで、プレスのCDにもなっていないんですが…。

A: なるほど…。

B: 私の場合、それがインディーズにおいても究極の曲が可能だと言える根拠になっています。


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