CDセレクトショップ準備室

「いとしのレイラ」

「いとしのレイラ」収録の
『いとしのレイラ』


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第4回 イントロの長さ1

B: ところで今回インディーズ・アーティストの方の楽曲をサイトなんかで試聴してて気になったのは、イントロが長すぎるものが多いんじゃないかってことなんです。

A: 私もそれは感じました。CDというメディア自体が時間的に容量がありすぎるんで、それを埋めるために意識的に曲を長くする方向へ進んでいるのかもしれませんね。

B: ヒットのきっかけとしての場がラジオからTVへ移って、更にヒットの条件がオンエアーからタイアップへ変わったっていうことが原因にあるかもしれませんね。

A: 昔はラジオのオンエアーでヒットが決まるから、そのオンエアーの時間内に100パーセント曲の魅力を伝えないといけない。それで1曲の長さも3分からせいぜい4分とかにしてたんですね。

B: それがTVのタイアップになると、あらかじめ曲の一番いいところを切り出して使ってくれる訳ですよ。それに依存しちゃって、自分たちではいいところを伝える努力をしなくなっちゃった。

A: そこら辺から、一種ヒット曲(=音楽)の衰退っていうのが始まって…。

B: いやぁ、結構深い話になってきました。(笑い) イントロの話に戻っていうと、ワン・コーラスもツー・コーラスもただカッティングやアルペジオだけを聴かせてもしょうがないと思います。あえてイントロを聴かせるんなら、そこでぐっとリスナーのハートを掴むようなものにする。

A: そういう意味で、例えばデレク&ザ・ドミノスの「いとしのレイラ」なんて、イントロはこうあるべきっていうお手本のような気がするんですが…?

B: エリック・クラプトンのバンドですね。確かに、「いとしのレイラ」のギターのイントロは強力です。ハートを一気にわし掴みです。


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