CDセレクトショップ準備室


A'sh Dollの
『ヨロコビとカナシミ』


1.one and only
2.ひまわり
3.愛する悦び
4.子猫のつぶやき
5.朝顔
6.Runner
7.恋人
*.サービス・トラック


Vo/ォネェ
Gt/ヒロ
Ba/ショウ


| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |



第10回 A'sh Doll の『ヨロコビとカナシミ』

A: 今回はA'sh Dollの『ヨロコビとカナシミ』ですが…。

B: これは或る意味、超傑作かもしれません。(笑い) 先日ライブを見て、演出はちょっと色物っぽいところがあって、どうかと思ったんですが、音的には惹かれるところがあったんですね。

A: 色物っぽいっていうのは?

B: 下世話でコテコテの過剰な演出って言ったらいいんでしょうか? 

A: 曲で言うと「子猫のつぶやき」あたりの感じですか?

B: そうですね。ところが、CDはとてつもなくポップでした。全部で8曲収録されているんですが、すべて曲のスタイルが違う。したがって、曲はそれぞれ既存の曲の枠組みを借りてきて作ってるんだろうと思うんです。それで、1曲1曲のユニークさとかオリジナリティとなると懸念はあるんですが、アルバムとして聴いた場合、ものすごくレベルの高いポップアルバムになっている。

A: それが、先ほどの「或る意味」超傑作かもしれないと言われた理由ですね?

B: ここまでやれば文句ないんじゃないかと思った訳です。

A: 確かにどこかで聴いたことがあるようなメロディーもありますが、完全に消化して自分たちのモノにしてますよね。メジャーでもここまでポップなものが作れるだろうかといったら、出来ないだろうと思います。

B: 曲のつなぎとか、ものすごくうまくできていて、まったく退屈を感じさせずに全8曲を聴かせてしまう。ビートルズ的なポップス感覚ですね。ロック、アイドルポップ的なものから、ジャズ、ラップまでといった感じで、曲はバラエティに富んでいますが、アルバムとしての統一感も失っていないし、ほんとうにすごい!

A: 私もそこら辺は同感です。今いい意味でのポップなものっていうのは生まれにくくなっている中で、こんなに面白くて、楽しくって、感動もさせられるアルバムは、奇跡です。ビートルズっぽいって言えば、ちょっと素朴な感じのリードギターもビートルズっぽいかもしれない。(笑い) 1曲目のイントロなんかは結構ごつくていい感じがあって、今後の可能性も感じます。

B: A'sh Dollは滋賀県出身のバンドらしいですが、いやあ、ほんとうに日本のインディーズ・ミュージックのレベルは上がったんだってことを実感させられますね。

A: ということで、ベスト20の3枚目、決定ですね?

B: はい。(笑い)



| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |